一般社団法人日本ハンドボールリーグでは、選手の契約、登録および移籍に関する新たな規程を下記の通り設置することとなりましたのでお知らせいたします。本規程は2023年5月17日に設置され2024年7月1日を予定して施行されます。施行までの期間には、周知を目的とした選手およびチームへの説明会を実施する予定です。

■本規程の施行日
設置：2023年5月17日
施行：2024年7月1日（予定）

■本規程のポイント

①　プロ選手・アマチュア選手を定義

・現行のJHL規約、規程にはプロ選手、アマチュア選手の明確な定義が無いため、プロ選手、アマチュア選手を定義する。

＜定義＞

＜※表1＞ハンドボール選手としての活動の対価について

②　移籍の制限（移籍承諾制度）に関する規定を廃止

・現行の移籍規程における移籍の制限に関するルール（移籍承諾制度）は新設設置する規程の施行にあわせて廃止する。
・新設設置する規程においては、選手の移籍について、所属チームによる移籍の承諾を必要としない。

参考：＜移籍承諾制度について＞
※移籍規程第3条〔移籍の制限〕より抜粋

③　移籍ルールを明確化

・移籍のルールを①アマ→アマ、②アマ→プロ、③プロ→プロの種別ごとに明確化した。
・他チームに在籍する選手の移籍交渉については、プロ・アマ問わず在籍チームに通知をすることを必須とした。

＜移籍の種類＞
※第2節リーグ内移籍 第23条［移籍の種類］より抜粋

④　統一契約書の運用を開始

・プロ選手は所属チームとの間に、リーグが定めるプロ統一選手契約書を締結する。
・アマチュア選手は、所属チームに対し、リーグが定めるアマチュア選手誓約書に署名し提出する。

⑤ 自由交渉選手リストの運用開始

・「自由交渉選手リスト」は公式ウェブサイト上で公示する。（プロ選手のみが対象）

⑥ 移籍補償金に関する規定の設置

・プロ選手がプロ選手として原契約の期間満了前に移籍をする場合の移籍補償金について新たに規定した。

⑦ 女性選手の妊娠や産休等に関する規定の設置

・女性選手の契約の効力発生および契約の解除について妊娠や産休等を条件・理由にしてはいけない旨の規定を新たに規定した。

選手の契約、登録および移籍に関する規程につきましては下記ページよりご確認ください。