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【プレーオフ出場チーム紹介】アランマーレ富山「初勝利の先に見据える初優勝」

2025.06.09

レギュラーシーズンの上位チーム(男子6チーム、女子5チーム)による王者決定戦、「リーグHプレーオフ」は6月13日に幕を開ける。今回は女子レギュラーシーズンを3位で終え、3大会連続3回目(※)の出場となるアランマーレ富山を紹介する。
※日本ハンドボールリーグにおける進出回数を合算した記録

【シーズン戦績】
19勝5分6敗
得点:855 [1試合平均:28](3位/11チーム)
失点:788 [1試合平均:26](4位/11チーム)※失点が少ないチームが上位

【チーム内得点(上位5選手)】
No.2 佐藤美月:163得点(全体6位)
No.15 酒井優貴子:95得点(全体30位)
No.17 大松澤彩夏:92得点(全体31位)
No.19 檜木祐穂:80得点(全体42位)
No.3 行本朱里:55得点(全体64位)

【チーム内GKスタッツ】
■No.1 鈴木梨美
シュート阻止率:40.0%(201セーブ)
7mスロー阻止率:36.7%(11セーブ)
■No.12 笠野未奈
シュート阻止率:34.7%(51セーブ)
7mスロー阻止率:25.0%(2セーブ)
■No.16 清水杏夏
シュート阻止率:20.8%(5セーブ)
7mスロー阻止率:記録なし
■No.31 フレヤハマー
シュート阻止率:37.7%(197セーブ)
7mスロー阻止率:23.8%(5セーブ)


【注目選手】
■No.1 鈴木梨美
ポジション:GK(ゴールキーパー)
163cm/62kg

7mスロー阻止率賞を2年連続で受賞。
シューターとの駆け引きに強みがあり、フィールドシュートに対しても高い阻止率を誇る。




■No.2 佐藤美月
ポジション:LW(レフトウイング)
158cm/56kg

スピードと決定力を併せ持つチームの得点源。
今シーズンは7mスロー得点賞を受賞し、大事な場面で決め切るメンタルの強さも魅力の一つ。




■No.17 大松澤彩夏
ポジション:LB(レフトバック)
175cm/75kg

パワフルなシュートと1対1が武器の日本代表LB。
守備でも高い強度を誇り、攻守において存在感を発揮する。




■No.15 酒井優貴子
ポジション:CB(センターバック)
164cm/65kg

今シーズン大きく飛躍した選手の一人。
果敢な1対1とタイミングを外したステップシュートで攻撃にアクセントを加える。




■No.31 フレヤハマー
ポジション:GK(ゴールキーパー)
186cm/70kg

リーグ最長身の186cm、今シーズン加入したデンマーク出身の守護神。
手足のリーチを活かしたキーピングと的確な読みで、ビッグセーブを連発する。




怪我人に悩まされながらも、メンバー全員でシーズンを戦い抜いてきた。複数ポジションをこなせる髙比良や宮田の存在も大きいだろう。特筆すべきは試合展開に応じたGK戦術だ。三者三様の特徴を持つ鈴木、笠野、ハマーがそれぞれ要所で起用され、相手に流れを与えない。

プレーオフ初出場を決めた3年前から着実に実力を伸ばし、今シーズンも3大会連続で出場権を勝ち取った。しかし、この大舞台での勝利は未だなし。初勝利を掴むことができれば、その勢いのまま優勝まで手が届く展開も想像できる。今大会はSemi FINALからの登場となり、レギュラーシーズン2位の北國ハニービー石川と対戦する。


文=坂シュウキ





■2024-25 リーグH プレーオフ
日程:2025年6月13日(金)~6月15日(日)
会場:国立代々木競技場第一体育館

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